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長谷川病院 リハビリテーション科講座7

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リハビリテーション科 僧帽筋のイメージイラスト
僧帽筋のイメージイラスト
五十肩それとも肩こり?

肩に生じる痛みには大きく2種類あります。
肩の周りの筋肉や腱などが炎症を起こし、運動時の痛みや夜間に強まる痛みが生じるものがあります。強い痛みにより腕が上がらなくなるために日常生活に支障がでます。発症原因はまだよくわかっていませんが、明らかな外傷がなく50歳代を中心とした中高年に多く発症するため五十肩と呼ばれています。
同一姿勢での作業などにより頸から肩の筋肉がこわばり鈍い痛みが続くものは肩こりと呼ばれます。多くは僧帽筋という頸から肩に広がる筋肉に血流低下や疲労物質の蓄積が起こり発生します。硬く凝った筋肉はさらなる血行不良を招き慢性の肩こりの悪循環に陥ると考えられています。また精神的ストレスが多いと肩こりを感じやすいとも言われています。

どのような治療方法があるのか・・・?

①「薬物療法」・・・・五十肩で安静時の痛みが強い場合は、関節への注射により炎症を抑える治療が必要です。
②「物理療法」・・・・温熱治療、寒冷治療を行います。症状によって使いわけます。
③「運動療法」・・・・肩こり、回復段階の五十肩で行います。縮まった筋肉や関節を包む組織をストレッチし肩の広げていきます。また、肩の周りの小さな筋肉を活動させ効率的な肩の動きを引き出します。

※適切な治療を受けることにより、痛みを改善できます。まずは当院整形外科にご相談ください。