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リハビリスタッフが語る ~長谷川病院 リハビリの特徴~

リハビリスタッフが語る ~長谷川病院 リハビリの特徴~

リハビリテーション科 スタッフ
リハビリテーション科
スタッフ
こちらのリハビリには特長があるとお伺いしましたが。
リハビリテーション科 スタッフ:
「理学療法士というのは、主に運動療法と物理療法をしていくんですが、当院は運動療法に特長がありまして、それぞれの患者さんに合った運動を個別に調合しています。患者さんに最低でも20分、長いときでは40分ぐらいマンツーマンでついて、体の状態をしっかり診て把握していきます。患者さんの体の特徴─姿勢や筋肉の張り、関節の歪み、ずれ、痛みなどに関わって治療し、患者さんを個別に診ることを重視しているのが特徴です。関節が明らかにずれてしまっている方や痛みがひどい方など、運動療法ではサポートができない方に対しては、テーピングや足底板、装具を使って治療していきます。たとえば明らかに膝が変形し痛みが強い場合、足底板という中敷きを敷いてあげるだけで膝が内側に入るので、膝への負担が減って固さが出なくなる。すると根本の原因が解消されて、膝の位置が元に戻っていきます。足底板は、その人の足に合わせて削って形を調整したものを使います。」
そうすると、靴の減り方も変わっていきますよね?
リハビリテーション科 スタッフ:
「そうですね。靴の減り方も見ますし、あとは立ち仕事をしていて腰が痛い方であれば立っているときの姿勢も見ます。文字を書くときにどこか痛くなる方であれば、文字を書いているときの姿勢も見ていきます。」「当院のリハビリは、整形外科の森田先生と密に連携が取れているのも特長です。森田先生は痛みを取ることを重視されていますので、ときにはリハビリ室にもいらっしゃって、患者さんの様子を診たりされています。先生が痛みを取る治療をされてからこちらで個別性重視のリハビリをすることで、より効率的な治療ができていると思います。」
リハビリには様々な年代の方が訪れるんでしょうか。
リハビリテーション科 スタッフ:
「そうですね。5才ぐらいの小さい子から年配の方まで、幅広い年代の方がいらっしゃいます。僕自身もともとスポーツ整形をやっていて、以前はサッカーのチームも診ていましたので、こちらにはアスリートの方やランナーの方もいらっしゃいますね。スポーツ整形にも対応していますので、メディカルだけでなく、アスレチックのリハビリも可能です。運動メニューも豊富にあると思いますので、他院と比較して数多くの運動療法が提供できていると思います。
また、近日中にスタジオも設置予定です。メディカルなリハビリだけでなく、体のラインが気になる方や、美容効果を期待する方に対して、美容のためのストレッチができるスタジオです。
あと、リハビリ以外では有料の教室も定期的に開催しています。今は「歩き方教室」と、「腰痛予防教室」、「肩こり解消・予防教室」がありますね。だいたい外来が休診の土曜日の午後に、毎週ではありませんが指定日を作ってやっています。だいたいワンコイン500円でやっているんですが、個別性を重視するために1時間あたり最高5人を定員として、それぞれの症状に合わせた指導をしています。これからは、たとえばダイエットしたい方や気になる体の悩みがある方などに対して、1回の指導だけでなく、継続的にフォローしていくことも考えています。」
医療とは異なる側面も持ったスタジオということですね。
リハビリテーション科 スタッフ:
「医療とは別に、医学的な裏付けを持った中でのフィットネスを取り入れて、体をトータルに診られるスタジオをつくっていこうと考えています。そうですね。美容的な部分とアスレスポーツ的な部分、あとは病院にかかる一歩手前の、いわゆるグレーゾーンの方々の予防医学的要素も含めて全体的にフォローできればと思っています。グレーゾーンの段階で来ていただいて、私たちが問題があると判断すれば先生に診ていただくこともできますし。そういうふうに連携していければと思います。患者さんの症状によっては、理学療法士ではなく、整体の資格を持っているスタッフに治療をお願いすることもあります。これは有料で、40分2,000円となります。」リハビリテーション科 整体スタッフ:
「整体では、まず最初に筋肉をほぐして十分に緩めてから、症状に合わせた器具を使って骨の矯正をしていきます。長年、肩の痛みや腰の痛みを抱えられている方が多いので、1回の施術では筋肉が十分に緩まなかったりするんですが、そういった方には何回か施術していただいて、筋肉が十分緩んでから骨の矯正をさせていただいています。無理な矯正は一切行っておりませんので、その点はご安心いただけると思います。

整体を受けられるのはどういった方が多いんでしょうか?
リハビリテーション科 整体スタッフ:
「肩こりや腰痛、膝痛など、様々な症状の方がいらっしゃいます。あと病院でレントゲンを撮って、骨には異常がなかったけれど痛みがあるということで来られる方も多いです。筋肉が十分に緩んで体の状態が改善された場合、その後にやはりまた筋肉をきちんとつけていかないといけないので、普段の姿勢や歩き方など、癖のある生活習慣で筋肉のつき方を偏らせないためにも「歩き方教室」や「腰痛予防教室」などに来ていただいて、筋肉のつけ方を理学療法士の先生から教えていただくと理想的だと思います。」リハビリテーション科 スタッフ:
「あとは、訪問のリハビリも始めました。訪問のリハビリは、お家で療養されていてなかなか病院に来れない方に対して、我々のほうから出向いてお家の環境に合わせた指導をさせていただきます。リハビリ室では歩けても、お家だと段差があったり狭かったりして歩けない方が多いので、我々が直接お家に出向いて、お家の環境に合わせた指導をしていきます。どういうふうにしたら動けるかを練習して、日常生活の自立度を高めるのが目的です。病院に入院されている間は入院リハビリである程度自立できていたとしても、お家に帰ってからの生活を心配される方が多いんですね。そういった方は訪問リハビリに切り替えていただいて、お家での実際の動き方や環境に合わせた対処法を指導していきます。患者さんの生活を維持していくことを目的としていますね。」
今、訪問リハビリはどれぐらい稼働しているんでしょうか?
リハビリテーション科 スタッフ:
「今、患者さんが28人ぐらいいらっしゃいます。理学療法士はほとんどフル稼働です。患者さんがお家の中で動けるように、環境の整備やベッド周りの整備、あとは福祉用具の補助などをご家族に対してアドバイスしています。ここに手すりをつけたほうがいいですよとか、そういったことも提案していますね。患者さんとの個別のコミュニケーションをかなり重視しています。あとはやっぱり、ご家族の介護に対する不安をサポートしていくのも重要な仕事のひとつです。介護する側のフォローも必要だと思うんですよね。要領を得ないために、介護で無理をしてしまって腰を痛めてしまう方も多いので、介護のしかた講座のような教室もワンコインで開催していこうと思っています。」リハビリスタッフの方々は患者さんにとっての「ライフプランナー」ですね!